野球の魅力を日本に広めた巨人・そして伝説を作った長嶋茂雄
日本で4番目に成立し、セントラル・リーグとパシフィック・リーグの12球団の中で最も歴史が長い球団・読売巨人軍、読売ジャイアンツ。
現在は第19代監督に原辰徳さん、第19代キャプテンに坂本勇人選手が就いています。
日本一に22回・リーグ優勝に46回輝く、プロ野球界で1番注目を集める球団と言っても過言ではありません。
会社名:株式会社読売巨人軍
創設:1934年12月26日(85年前)
本拠地:東京ドーム(東京都文京区)
巨人・歴代チーム名
大日本東京野球倶楽部(1934年)→ 東京巨人軍(1935年 – 1946年)→ 読売ジャイアンツ(1947年 – 現在 )
2019年シーズンも優勝を果たし、注目を集めました!この強さは、選手を生かすのが上手い原監督の力量あってこそ。
原監督といえば、15代目就任時(2002年〜2003年)の時は選手の相次ぐ故障などで苦戦が続き、Bクラスに低迷。
責任をとる形で辞任し、最終戦では涙をこらえてファンの声援に応えていたのは、ファンにとっては忘れられない記憶では。
17代目(2006年〜2015年)時にはリーグ優勝6回、日本一に2回、そしてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の監督も務め、2度目の世界一に!
2019年からは3度目の監督を務めています。
そして有名な読売ジャイアンツの監督といえば、やはり第10代(1975年〜1980年)と第14代(1993年〜2001年)監督の”ミスター”こと長嶋茂雄さんではないでしょうか?
通算15年の監督時代にはリーグ優勝5回、日本一には2回導きました。
愛すべき天然キャラの代表格・ミスタージャイアンツ!
長嶋さんが1958年に読売ジャイアンツに入団し、華々しい活躍をしたことからプロ野球の人気が沸騰!
長嶋さんの活躍があったからこそ、今のプロ野球があると言っても過言ではありません。
華麗なプレーでファンを魅了し続けました。
読売ジャイアンツの看板選手として、長きに渡り4番打者として活躍。
ホームラン王の王貞治さんと共に大活躍し、前人未到のジャイアンツ・V9に導きました。
昭和という時代の象徴として、日本中をプレーで元気づけた伝説の名選手です。
当時はプロ野球は読売ジャイアンツ・巨人人気が一強時代でした。
大学球界のスター選手として読売巨人軍に入団してから、プロ1年目から新人王を獲得。
ルーキー時代から引退する17年連続ベストナインに輝き、そして実働17年で11回の打率3割。
その中で打率3割3部を5回を記録。
首位打者も2年目の1959年から1961年まで、3年連続首位打者を含む、計6回獲得。
そして最多安打も6年連続を含む、計10回獲得。ホームラン通算444本!
書き出したらキリがない程の業績を残しています。
勝負強さがあり、ここぞの場面で本領を発揮する千両役者。
現役時代はとてつもない凄さをもった選手でした。
リーグ最高の選手の証、MVPも5度獲得しています。
現役生活17年間の成績は、
『2186試合 打率.305 安打数2471本 444本塁打 1522打点 190盗塁 出塁率.379 長打率.540』
その成績は圧巻で伝説的。400本塁打・200本安打超えは、大卒の日本のプロ野球界では史上初なんです!
引退試合は、現役最後の伝説の試合となりました。
当時の本拠地の後楽園球場では収まりきれないファンが押し寄せ、最後のホームランを放ち、そして「我が巨人軍は永久に不滅です」と言うスピーチはファンならずともご存知の、有名な話です。
愛すべき長嶋茂雄読売ジャイアンツ終身名誉監督の伝説
2度の監督時代を経て、2001年より終身名誉監督に。2013年には国民栄誉賞を受賞されました。
そんな、『すごい!』という言葉では言い切れない素晴らしい方ですが、天然の愛すべきキャラクターでも有名です。
天然の伝説エピソードは数知れずありますが、有名な愛らしいエピソードをご紹介致します。
これを読んだら、もっとミスターのファンになってしまうかも?
◾︎徳光和夫さんと蕎麦を食べに行った際、徳光さんや蕎麦屋の店主と熱いそば談義を交わし。
「血圧予防の効果もあって健康に良い」などと蕎麦を絶賛。
そして店主の蕎麦打ちの腕前を見せてもらって感心したあと、席について注文したのはなんと「カツ丼」。
◾︎アメリカエピソード3連発
アメリカで「すごいな、こっちの子は英語がうまいなあ」とコメント。
そしてまた「こっちは外車ばかりだなあ」と発言。
更にはマクドナルドを見て「アメリカにも進出しているんだ」…。
◾︎解説者時代の珍解説
9回裏の攻撃前に「この回で逆転しないともう後がありませんよ」と当たり前のことを解説。
また、1点を争う緊迫した状況の試合の中、この後の展開を問われた際には、
「うーん、この試合は1点でも多く取った方が勝ちでしょうね。」
◾︎セコムのCMやってるのに刃物を持った男が侵入事件
2002年に刃物を持った男が裏口から侵入し、ミスターの長女と写真を撮らせろ!とお手伝いさんを恐喝。
しかし長女は不在だった為、旦那さんなら…とミスターを呼んだところ、男はミスターに会える事に驚いて逃走。
その後無事に捕まった後の会見では、『来るものは拒まずですから。よくファンの方が自宅に来ます。短パン姿では失礼ですから、着替えて1Fに降りたら男はもういませんでした』と、取り乱す様子もなく、あっけらかんとコメント。
しかしセコムのCMに出演していただけに肝心の防犯は…当日はスイッチを切っていて作動しなかったそう。
こんな、なんだかクスッとしてしまう話が数知れずあります。
野球人生を通じて周りの人を喜ばせ、自分をどう表現するか考え続けてきた、という長嶋茂雄さん。だからこそ、こんなにも人々を魅了するのでしょう。
やはり巨人軍は永久に不滅です!