記憶に残る甲子園の名試合5選!色あせることのない伝説の試合をご紹介!
甲子園の伝説的な試合!
甲子園の人気は男女問わず高いものであり、国民的なスポーツイベントの一つです。
百年を超える歴史をもつ高校球児たちにとって最大のイベントであり、伝説として語り継がれる名勝負の数々が繰り広げられてきました。
今回は歴史に残る甲子園の名勝負についてまとめています!永遠に色あせぬことのない、名勝負たちを振り返っていきましょう、
・横浜高校-PL学園:1998年準々決勝
多くのアンケートで歴代ベストの試合に選ばれることのある名勝負です。「平成の怪物」こと松坂大輔投手のいる横浜高校と、名門PL学園の死闘です。
試合展開は序盤で松坂大輔投手が失点をしてしまうものの、横浜高校が全員野球で同点まで追いつきます。
そのまま延長戦に入り、11回と16回にもお互い1点ずつを取り合うという長丁場になりました。
17回表に横浜高校が2点勝ち越しに成功、その裏を松坂投手が守り切り横浜高校は勝利します。
名門同士の対決であったことに加え、その点を取り合う展開、そして17回まで投げ続けたエース松坂大輔投手の存在が、この試合を甲子園史上最高の試合の一つにしています。
さらに松坂大輔投手はこの大会の決勝戦でノーヒットノーランを達成し、横浜高校の優勝に大きく貢献することになります。
・日本文理-中京大中京:2009年決勝
野球はタイムアップのないスポーツです。9回2アウトからでも逆転は可能です。2009年の決勝戦、日本文理は4対10で中京大中京に大差で負けていました。
9回から再登板してきた中京大中京のエース堂林に2アウトまで追い込まれましたが、そこから猛追が始まります。
四球からの盗塁、二塁打によるタイムリー、三塁打による2点タイムリー、死球、四球、安打による2点タイムリーと得点を繰り返し、5点を獲得します。
最終的には9-10となり、あと一歩のところで敗北しますが、甲子園史上屈指の追い上げ劇として多くの人々の心に残った試合になります。
なお、この試合から5年後の2014年には、日本文理は9回にサヨナラ逆転ツーランホームランで甲子園優勝を決めてもいます。
・駒大苫小牧-早稲田実業:2006年決勝
世代最強の投手として当時から名を馳せていた駒大苫小牧の田中将大投手と、早稲田実業高校のエースである斎藤佑樹のライバル対決に多くの注目があつまりました。
この決勝は二試合行われることになり、1試合目は15回1-1の同点で引き分け、決着がついた2試合目は4-3で早稲田実業が勝利しますが、早稲田実業は9回に2点を返されていたため、この試合も僅差の逃げ切りという接戦でした。
37年ぶりの決勝再試合であり、両エースの活躍、試合内容の接戦ぶりと見所が豊富な試合であり、甲子園の歴史を飾る名試合の一つです。
・箕島-星陵:1979年3回戦
延長18回まで行われた、甲子園史上最高の試合の一つとの呼び声の高い名試合です。
延長戦の視聴率は30.6%という高視聴率であり、多くの人々を魅了してテレビに釘付けにした試合になります。
箕島高校は延長でリードされた状況で2アウトに2度も追い込まれました。
しかし、12回裏2アウトでの同点ホームラン、16回裏2アウトからの同点ホームランと劇的な得点を重ね、最終的に4対3で箕島高校の勝利に終わります。
16回に同点ホームランを打つ直前にファールフライを星陵の野手が転けて落とすシーンもあり、ドラマ性の強い試合としても記憶されています。
あきらめないことの大切さを教えてくれる試合でもあり、甲子園らしさが詰まった最高の試合の一つです。
・松山商業-熊本工業高校:1996年決勝
延長十回裏に生まれたサヨナラ犠牲フライのチャンス、三塁のランナーが本塁に向かって走り込みますが、ライトの野手が好返球により本塁でタッチアウト。
この「奇跡のバックホーム」でサヨナラのチャンスを防がれた松山商業は、その直後の11回に3失点して敗北します。
好守備により勝敗が左右されるというドラマ性の高い試合になったのです。
甲子園の印象的な個人記録!
名勝負が数多く誕生し続ける甲子園ですが、その歴史を彩るものが個人記録です。
100年以上の歴史を誇る大会を通して作られてきた偉大な記録の一部をご紹介します。
・甲子園史上最多勝利投手:吉田正男/23勝
1931年~1933年にかけて夏の甲子園大会3連覇を達成した中京商業のエースが吉田正男投手です。
吉田投手は「中京商業-明石中」の延長25回、336球を投げ抜いて勝利するという伝説を残してもいます。
甲子園の3連覇は中京商業以降は、達成されていません。
・最多本塁打記録:清原和博/合計13本
春に4本、夏に9本を打ち、合計で13本という記録になります。
なお一試合における最多本塁打数は3本となり、PL学園の清原と大阪桐蔭の平田良介がタイ記録を持っています。
まとめ
甲子園に多くの伝説が生まれるのは高校野球ならではの魅力が反映されているからです。
負けたら終わりの一発勝負のトーナメントであること、ミス一つが敗北につながることなどによって生まれる緊張感。
各都道府県の代表が戦うことで、強く感情移入することが可能なこと。そういった魅力が日本人の心を掴んで離しません。
上記の伝説の試合たち以外にも、数多くの名試合が生まれ続けています。
今年の甲子園でも、また新たな伝説が作られることに期待しましょう!